カテゴリ:建造物( 70 )

浦江飯店(カドゥリー物語Ⅱ)

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外灘の北の端、蘇州川を渡ると右手にヴィクトリア朝風の堂々とした旧いホテルが見えます。
最近までバックパーッカー専用ホテルでしたが、かつては幾多の有名人も宿泊した東洋一の豪華ホテルでした。
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初代ホテルは1846年に営業開始しましたが経営者も次々に変り、今の建物はこの場所に1909年に完成したとあります。
そして1923年、カドゥリーが他のホテルと併せこのホテルを買収し経営に乗り出したのです。
この時彼は油の載り切った56歳、二人の優秀で働き者の息子と共に、益々家業を発展させたそうです。
彼は1867年バグダッド生まれ、同じユダヤ系の不動産王サッスーンの元で働くために1880年に上海へ渡って来たと有りますので、
わずか13歳の時に上海へ来た事になります。
その後500ドルの元手でサッスーンから独立し事業を始め、遂に歴史の表舞台へ登場するまでになりました。
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内部はオールドホテルらしい落ち着いた造りです。宿泊しなくとも見学だけでも価値がありますね。
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1階大ホールでは結婚式の準備をしていました。全てのシャンデリアが点灯すると、見事な結婚式になるでしょう。
フロントロビーには歴代宿泊した大科学者アインシュタインや喜劇王チャップリンなどの写真が掲げてありました。
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by haichaolu | 2007-12-29 09:01 | 建造物

HSBC旧上海支店(現、上海浦東発展銀行)

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外灘で一番大きく目立つ建物が、現在株価総額世界第3位の大銀行「香港上海銀行(HSBC)」の旧上海支店です。
外灘を訪れる多くの観光客も外部を見るだけで、
1923年に完成したこの建物の内部まで足を踏み入れる方は少ないのではないでしょうか。
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1935年蒋介石が政権を握った時、数千万両の金銀を担保に差し出し200万ポンドの借款を得て、
HSBCの権威を利用し紙幣を発行させたそうです。
HSBCはその金銀を元手に国際為替市場でまた莫大な利益を上げたとか。
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入り口ホールの8角形天井ドームには太陽神アポロを描いたモザイク画があり、
壁には当時のHSBCの東京を始め世界八支店が描かれています。
左から東京、ニューヨーク、ロンドン、パリの字が見えますか?
見る人を豪華に威圧するこの天井画だけでも一見の価値がありますので、是非内部を見学してください。
(写真を撮影すると警備員に注意されます)
当時の上海の銀行が如何に莫大な収益を上げていたかがきっとご理解いただけるでしょう。

さて後日談として、1955年HSBCは歴年来の未納税額の代償として、この建物を上海市政府へ提供しました。
その後、上海市は1995年まで市庁舎として使用していましたが、
1996年に浦東発展銀行が取得し巨額の費用を掛け改修を行った際に、
ぶ厚い漆喰で覆い隠されていたこの天井画が発見されたそうです。
建物にまつわる壮大なドラマですね!
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by haichaolu | 2007-12-28 16:33 | 建造物

優秀歴史建築(三菱銀行旧上海支店)

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外灘のすぐ脇の通りに有ります。今は郵便局に利用されており、休日でも開いていました。
内部の吹き抜けは照明も消え、後から造った粗末で殺風景な郵便局のカウンターになっていました。
かつての栄光は見る影もありません。プレートだけがわずかに過去を偲ばせます。
左隣は三井銀行旧上海支店でしたが、同じく優秀歴史建築に指定されています。
今は中国の銀行が使用していますが、金属製の大きく立派な扉は今日は堅く閉ざされていました。
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by haichaolu | 2007-12-27 09:16 | 建造物

嘉道理別荘(カドリー物語)

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英国籍ユダヤ人豪商Kadoorie·Sir Eleazer·Silasが1924年に建築した4700㎡の住居です。
2階建て大小20あまりの居室と6室の洗面室があり、全て当時イタリアから輸入した大理石で作られた豪邸です。
当時の換算で、14万人が1年間食べる米の値段と同じだったとか。
彼の子孫がペニンシュラーホテルのカドリー財閥だそうです。彼らの富の礎は上海で築かれたのでしょうか?

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内部中央は広さ400㎡高さ20mの吹き抜けになった大ホールです。
今では中国福利会少年宮として、青少年の健全な育成のための拠点として利用されています。
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by haichaolu | 2007-12-20 17:20 | 建造物

上海展覧中心

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市内を東西に走る高架道路から見えるので、一度訪ねてみたいと思っていました。
新中国誕生後に上海市が建設した迎賓館で、当時のソ連が協力・指導して、
わずか10ヶ月の工期で1955年3月に完成させたそうです。
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パスポートを提示して入場登録しました。
中央ホールの天井です。
ロシアには行ったことありませんが、内部の装飾もロシア風なのでしょうか。
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ウイング側も丸天井です。
今日は宝飾展示即売会やワイン展示即売会などを開催していました。
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by haichaolu | 2007-12-19 12:20 | 建造物

上海市工人文化宮(旧東方飯店)

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表通りに面していて見慣れていましたが、よく見ると上部に1929(年)とレリーフがあります。
三角地に建ち、ヨーロッパ新現代派建築様式だそうですが、巨艦ににた外観で、
建設当時この辺りは競馬場の客で大変にぎやかだったとか。

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入り口ホールは円形の吹き抜けになっています。
1950年から工人の文化娯楽施設として改修され、現在は遊戯施設や展示場、文化芸術活動など多目的に使われているようです。
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by haichaolu | 2007-12-17 17:02 | 建造物

上海郵便博物館

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市内のやや北を西から東にくねくねと流れ、黄浦江に注ぐのが蘇州川です。
租界時代の地図を見ると、この川の北がアメリカ租界、南が英国、更に南がフランス租界でした。
この川と四川北路の交差点にある時計台を持つ立派な建物が郵政大厦で、
先の国家主席江沢民の揮毫が掲げてある郵便博物館が併設してあります。
1920年当事、上海地区の郵便物は既に8250万件有ったそうですが、建物自体は1924年の完成です。
建物は1996年政府指定の「全国重点文物保護単位」となっています。

よろしかったら下をクリックして入館してください。
      ↓

→→→入館する。(続きを見る)
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by haichaolu | 2007-12-12 17:16 | 建造物

玉仏寺(イーフォースゥ)

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上海で宗教活動を行っている数少ない寺社の一つで、1882年創建された上海最大の禅宗寺院です。
インドまで修行に行った僧侶がミャンマーで手に入れた大小5体の仏像の内、2体を安置するために建立しました。

よろしかったら下クリックして続きを見て下さい。
      ↓

→→→拝観する。(続きを見る)
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by haichaolu | 2007-12-11 19:19 | 建造物

上海音楽庁(旧南京大劇院)

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人民広場より南に下がった所に、最近改修が終わりオープンしました。
以前はすこし離れた場所にあったものを、わざわざ建物ごと移動させました。
租界時代の外国人の娯楽のために、映画館をオーケストラ演奏会場に改修したとのこと。

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今では上海のクラシックファンの楽しみの場所となっています。
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by haichaolu | 2007-12-09 16:48 | 建造物

時計台のある風景(2)

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1930年代建築当初は競馬場のクラブハウスとして使用されていたそうです。
きっと、当時は外国人紳士淑女が社交する豪奢な競馬場だったのでしょう。

今は美術館として近現代の絵画を中心に4000点を所蔵し、一部を展示してあります。
建物自体が一級の美術品で、私の好きな建物の一つです。
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by haichaolu | 2007-12-08 15:20 | 建造物