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上海下町のエッフェル塔-小南門警鐘楼

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優秀歴史建築にも指定されている、1910年救火連合会が建設した高さ約35mの火の見櫓です。
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中華路から見たショットです。公安の構内のようですが、かまわず入って真下から撮影できますが、上ることはできません。
今は高層マンションの陰で目立たなくなりましたが、1927年3月20日正午、上海工人第三次武装蜂起の時合図の警鐘を鳴らした由緒ある建物です。
手元資料に寄れば、
「周恩来も広州から駆けつけ直接指揮をした。12時とともに黄浦江を航行する大小の船や大工場からもいっせいに汽笛が鳴らされ、80万人の労働者がゼネストに突入し、3000人以上の武装グループが30時間の戦闘の後、北伐軍拠点などを襲撃し占拠した」とあります。

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これはその時(上海工人第三次武装蜂起)指令を出した場所の記念碑です。なぜ、壁が朱色に塗られているかというと、次の写真を見てください。
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有名な「新天地」のお隣、すっかりおしゃれな通りになってしまいましたが、建物だけは当時のままです。

なお、「上海工人第三次武装蜂起」の記録は上海民間収蔵品陳列館 [2007-11-01](三山会館)に展示してあります。
by haichaolu | 2008-03-12 20:53 | 建造物
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