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黄浦区界隈(2)-虎丘路:輝きを再び貴重歴史建造物

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黄浦区は外灘や豫園、南京東路など有名な観光地がありますが、歴史も古いので市が指定した歴史的建造物の数も100件以上あります。
虎丘路は先にご紹介した円明園路の更に西にある短い通りですが、歴史的に重要な建造物が改修を待っているのか放置されたままになっています。
黄浦区界隈-円明園路 [2008-02-13]
今日は南の北京東路から北の南蘇州路に向かって歩いてみました。

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プレートには1932年竣工「アジア文会(英国皇家アジア文会北中国支会)」となっています。
こんな由緒ある建築物は改修するにしても、内部の装飾なども含めると相当な資金が必要でしょう。
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通りの向かい側には「虎丘小区」と書かれた一般住宅もありました。
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1933年竣工「広学会大楼(1887年英国長老会伝教師創建同文書会:当時国内最大の教会出版機関)」とあります。
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1919-1924年建造「青年協会大楼(中華キリスト教青年会全国協会建造)。当時の米国普通マンション、電気・ガス・水道・トイレ完備」とあります。
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南蘇州路に面している1928年竣工「光陸大劇院」。
「開館当初、欧州系映画を放映していたがアメリカ系映画の人気に押され不人気で、
米国系会社が買い取り米国専門の放映に変えたら人気が爆発した。
その後、南京西路に大光明映画館が完成し人気を二分した。
入場料のダンピング競争をしたが破れ、ついに1933年には営業を止めた」とか。
当時の上海の風潮を表した記録が残っています。
現在改修が進んでいるようで、外部は最近見た時よりかなりきれいになっています。
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1920年建造「頤中大楼(英米中煙草有限会社)」。これも南蘇州路に面しています。

裏通りにこれだけの有意義な建物が住民もいなく放置されています。いったいどんな再開発の計画があるのでしょうか?
by haichaolu | 2008-02-15 13:46 | スナップ
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